クリエイティビティ 創造性


作品やアイデアは

その人が創りだしているように見えますが

本当は、作品がその人を使って、生まれてくるそうです




クリエイティビティ 創造性とは

「主客の転換」のことで



主(あるじ)が、逆転することを言います



つまり、「私」が創っているのではなく

作品が私に乗り移る? ようなのです




私たちは、「私」と「私以外」

という二元論から、この世界を見ています


あくまでも、「私」が「主体」です

「私以外」を「客体」と言います


「主」(あるじ)は、常に「私」ですが   




「主客の転換」とは、時に、主が入れ替わることを言います



主が入れ替わることなど あるのか

実を言うと あるのです




創作活動において、それが起こります

クリエーターたちは、しばしば、主が逆転します


クリエーターたちが、なぜ、あのような創造的な作品を生み出せるのか





それは、主が固定化されていないから

「頭が固い」という意味は

主が固定化されてしまっている と言うこと


「柔軟な発想」が出来る人は、主が固定化されておらず、

常に主が入れ替わることを許せる人


スタジオジブリの宮崎 駿監督は、次のように言っています




「一旦決めて映画を作り始めると、映画を作っているんじゃないんですね」

「映画に作らされるようになる」


「映画は映画になろうとする」

「作り手は実は映画の奴隷になるだけで、作っているのではなく、

映画に作らされているという関係になるのだ」



画家の横尾忠則さんも、同じことを言っています



「絵というのは不思議なもので、

描きながら絵の方から観念が伝わってくるんですね。

こうしたいのではなく、絵の方からこうなったよ」と教えてくれる



確かに僕は、描くことで絵を導いているのかも知れないが

同時に絵が作者である僕を導いてくれることに気づく



主客が逆転する

つまり、主体と客体が一つになるとき


主である「私」が消える

これが「無我」の境地    

二元の世界を超えた「あるがままの」領域

クリエーター達は、主がいない無我の世界で

いつも楽しく遊んでいます





(おまけ)


「イタコになれ!」


これはリクルートさんが社員に伝えている

「営業の極意」


「相手を自分に乗り移らせろ」という意味




顧客目線とかではなく、

相手と自分を同化することだそうです


確かに、相手と同化したら
相手の気持ちは手に取るようにわかるはず

これは究極ですね  凄すぎる!



今も、ブログを書きながら、嫁さんが隣でうるさい

こういうときに、乗り移らせるといいのかもしれない







いや、逆にイライラしてくるかも・・・(笑)


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