右脳と左脳
今回も脳のお話です
認知神経科学の権威
マイケル・S・ガザニガ博士は
右脳と左脳を分離して、
それぞれ脳の働きを研究する分離脳研究における第一人者
右脳と左脳を見つけた人として有名です
![](https://energysupport.jp/renew2020/wp-content/uploads/2023/04/ガザニガ博士-773x1024.jpg)
右脳と左脳を繋いでいるのが脳梁
この脳梁を切断すると
右脳と左脳が 完全に分離します
分離することで、
それぞれの働きを個別に知ることが出来ます
脳梁を切断すると、どうなるのでしょうか?
![](https://energysupport.jp/renew2020/wp-content/uploads/2023/04/22937417-1024x768.jpg)
実は、てんかんの患者さんの治療に
脳梁を切断して発作を起きないようにする
分離脳手術という治療法があります
博士は、そこに着目し
この手術を受けた分離脳患者さんに対して
様々な実験を行ったのです
右脳(イメージ・視覚)と
左脳(言語・解釈)を分離すると
本人には自覚がないのですが、
様々な不都合が生じていることがわかりました
例えば、
実際にはあるのに、それが見えていなかったり
![](https://energysupport.jp/renew2020/wp-content/uploads/2023/04/22519883-1024x768.jpg)
見えているのに、その名前を思い出せなかったり
![](https://energysupport.jp/renew2020/wp-content/uploads/2023/04/22475913-1024x768.jpg)
といった具合です
さらに博士は、様々な実験の結果、
非常に興味深い脳の働きを発見します
それが、「インタープリターモジュール」という
脳の「後付け機能」です
私たちは、あたかも 自分の意志で
行動したかのように思っていますが
実は、自分の意志で行動したように
後から、左脳でその理由が作り出されている
ということらしいのです
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博士によると、
私たちは、意志決定の前に先に体が動いていて
なぜ、そのように動いたのか
その行動理由を 後から、
左脳が、理由付けしているというのです
この衝撃的な結果を
博士は、様々な実験によって導き出したのです
![](https://energysupport.jp/renew2020/wp-content/uploads/2023/04/22057981-1024x768.jpg)
ガザニガ博士の研究結果を整理してみると
起きることが 先に起きている
それが、自動的に起きているという
前回からの「カルマ」のお話と重なるところ
では、
なぜ、そのように行動したのか?
それは、脳が後から
納得のいく解釈を作り上げて
自分で意志決定をして、行動しているように
時系列に並び替えて
つじつま合わせを行っているということです
なので、時間という概念も
脳のつじつま合わせの結果
生まれた副産物にすぎない
つまり、時間は脳が作り出した「幻想」
実際には、存在しない
![](https://energysupport.jp/renew2020/wp-content/uploads/2023/04/177136.jpg)
そして、私たちは
自分の意志で 人生を歩んでいると思い込んでいるが
実際に目の前で起きてくることは、
コントロール出来ないのです
先に起きた出来事を左脳が
後から、解釈した
「ストーリー」を生きているというわけです
つまり、この世界は
自分が創り出したストーリー、ファンタジーの世界
なので、
解釈次第でストーリー(運命)はいつでも変えられるのです
![](https://energysupport.jp/renew2020/wp-content/uploads/2023/04/690567-1024x768.jpg)
いい出来事や悪い出来事が 自分に起きているのではなく
物事は、ただ起きている
私たちが、それに意味を与えているだけなのです
![](https://energysupport.jp/renew2020/wp-content/uploads/2023/04/23487480-1-1024x768.jpg)
あれ? 今日の話も ファンタジーってこと・・・
(笑)