新しい組織

先日、ホワイト企業大賞を受賞したGCストーリー株式会社の西坂勇人社長にお会いしてきました。



「幸せ」を第一に考える会社で、毎年、入社希望者が殺到する超優良企業です。

(「働きがいのある会社ランキング」5年連続ベストカンパニー)


西坂さんの会社は、従来のピラミッド型組織ではなく、

フラットで自由な自律分散型組織

これを「ティール組織」というのですが、その草分け的存在です。


西坂さんは、若いときに身近な人の死に直面するという辛い経験を持っています。

20歳の時に付き合っていた彼女が自殺をしたり、

その後も、親友が自殺したりと・・・



その頃から、人が生きる目的とは、何なのだろうか

幸せとは、何だろうか

どうやったら、人は幸せになれるのかをずーと考えてきたそうです。



たどり着いたのが、「正しさの追求を止める」



なぜなら、これは、幸せとは無関係だから



正しさとか、幸せとかは数字で表わすことは出来ません。

なのに、私たちの社会はすべてを数値化して

価値を推し量ろうとする定量的社会です。

売上は?


利益は?


すべて、数字によって価値が決められていく社会です。

数字一辺倒になると、様々な弊害が生まれます。

世の中には数値化できるものと出来ないものがあります。


幸せは、数値化できるでしょうか?

これを無理に数値化しようとすると「比較」が生まれます。

つまり、「比較」によって価値が決定づけられていくのです。

人の悩みの根本原因は、すべて、これです。

「比較」


人が追い求めているのは、

自身の幸せではなく、すべて他人の評価なのです。

常に、他人の評価を気にして生きています。


これは、自分の幸せとは全く無関係です。

だから、手放してよいのです。

いくら追い求めても幸せにはなれません。

なので、西坂さんの会社では「評価」も手放します。

さらに、「効率化」や「生産の向上」といったものも手放します。



「効率化」や「生産性」を上げれば、上げるほど

人は、どんどん幸せから離れていくからです。

定量的社会から離れ、これが正しいとか、こうすべき、といった「べき論」からも離れ

(効率化や生産性もそれ自体が悪いわけではないのですが)



「幸せ」を軸にそれらを捉えていくと

自然と「ティール組織」へと変わっていきます。

いずれ、すべての会社や組織はそのように変わっていくでしょう



気づく人が多いと早くそうなります。

時間の問題です。

(おまけ)

実はすでにそのような社会、コミュニティーが地球上には存在しています。



そんな、天国が地球にあるのか


あるのです(笑)



次回はその話です。

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