「無」と「空」
「無」と「空」の違いって何でしょうか?
「無」と「空」
特に区別されることもなく
同じ意味で使われていたりします
仏教では、この2つをきちんと区別しています
「空」とは?
これが「空」です(笑)
椅子を置くと、
何が見えてくるのかというと
「空席」です
「無席」から「空席」にかわりました
これが、空の意味
空とは、空っぽで何も無い、ということではなく
空とは、可能性のこと
私たちの空間には、見えないエネルギーが充満していて
そこには、無限の可能性が存在し
条件が整うと、それが現れる
その条件が、いわゆる「縁」と言われるもの
我々の目の前で起きている出来事も
様々な「縁」によって引き起こされています
本当は、偶然などありません
起こるべきことが起きています
この世界には
永遠に変わらないものなど、何一つなく
唯々、変化だけが起きている
生まれては消え、そして又、生まれる
それの繰返し・・・
宇宙の始まりは、「無」(0次元)
すべては、無からはじまり
無から有へと変化し続けている
今も、この瞬間も・・・
(おまけ)
色即是空
空即是色
空という可能性によって、色(形)が現れ
その色は、また、空に戻ろうとする
それの繰返し・・・
これは、量子論でいう
「マクロ」と「ミクロ」の世界を現わしたもの
「色」とは、眼に見える形の世界、マクロの世界
「空」とは、眼に見えないミクロの世界を現わしています
「空」ミクロの世界には
「色」(形)になるために必要なすべての材料(可能性)が存在している
それが、素粒子です
素粒子は
粒子になったり
波(エネルギー)に変わったり
状態は、常に変化しています
これが、空の正体
その素粒子の振る舞いを、現わしたのが、
色即是空、空即是色・・・
生きていると、お腹が減りますね
お腹が減るのが、空腹
お腹が満たされるのが、満腹
そして、満腹になると、眠たくなる
これが、幸腹
もうすぐ、クリスマスやお正月
誘惑に負けてしまうのが、降伏です(笑)
食べ過ぎには、気をつけてください
(量子論とは全く関係ありません)