ともに生きる
WBAミドル級元世界王者、村田諒太選手のお話を
聞く機会がありました。
テーマは「ともに生きる」
バリバリの体育会系の方だと勝手に思っていたのですが
とても真面目で真摯な方でした。
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愛読書が、ビクトール・フランクルだと聞き納得しました。
フランクルと言えば、
ナチスドイツの時代に、ユダヤ人と言う理由だけで
悪名高いアウシュビッツ強制収容所に収容され
その体験を綴った「夜と霧」が世界的ベストセラーになった著名な精神分析医
![](https://energysupport.jp/renew2020/wp-content/uploads/2022/12/「夜と霧」.jpg)
彼の家族は、全員収容所で命を落としますが
フランクルだけは、想像も絶する苛酷な環境を生き抜き
たった1人、生還します。
村田さんは
フランクルが収容所で体験した「生きる意味」についてのお話をしてくれました。
ボクシングという過酷なスポーツにおいては、
自分と向き合うタフな精神精や人間性が求められる。
フィジカルな面だけでは、決して勝てないのです。
きっと、フランクルの体験と共感する部分があったのだと思います。
強制収容所では、毎日多くの人が命を落としていきます。
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生と死が、常に隣り合わせの環境の中、
どうやって、一日を生き抜けばいいのか
これは、体験した人でないとわからない。
しかし、そのよう過酷な環境の中でも、
生き残る人はいるのです。
フランクルも、その1人
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強制収容所で、生き残る人とは?
決して、身体が丈夫な人やポジティブな人が生き残れるわけではない
希望を持つことでもないという。
なぜなら、収容所では、いついつ解放されるという
うわさ話が 何度も流れては 消えていく・・・
その度に、人は生きる希望を失っていくのだそうです。
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いつか解放されるという楽観的な視点に立つだけでは、
生き残れないのです。
大切なことは、「生きる意味」を見いだすこと。
常に、「人生が 自分に 何を問いかけているのか」
という視点に立つことだそうです。
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ポジティブでも ネガティブでもなく
もっと大きな視点で、自分自身を観ることで
自分を見失わないで 済むのだそうです
人は、何のために生きているのか?
誰もが、一度は考えたことがあるはずです。
時には、生きる意味を見失うときもありますが
ただ、言えることは
常に、縁ある存在たちと 同じ時間を共有し
「ともに生きている」と言うこと。
そして、「すべては同じ命」なのです。
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村田さんは、最後に自身の座右の銘として
アメリカの神学者、ラインホールド・ニーバーの
「祈りの言葉」を紹介されました。
変えられるものを 変える勇気と
変えられないものを 受け入れる冷静さと
そして 両者を識別する知恵を 与えたまえ
常にこうありたいと、自分に言い聞かせているそうです。
とても、真面目な方で 益々ファンになりました(笑)
(おまけ)
映画 「ライフ・イズ・ビューティフル(人生は美しい)」
![](https://energysupport.jp/renew2020/wp-content/uploads/2022/12/images-683x1024.jpg)
ナチスドイツによって
父と母と息子、3人が強制収容所に収容される話
陽気な父は、最後まで希望を失わなかった
「これはゲームなんだ」と、息子に嘘をつく
ゲームに勝つ方法を息子に教え、
息子は、それを信じ実行した
かくして、それは父の言う通りとなった
父親は、息子を無事ゲームの勝利者へと導く
愛とユーモアに溢れた感動の名作です
よかったらご覧下さい