「私」が消えた?
いきなりですが
今日は「私」がなくなります(笑)
まずは、静かなところで
椅子やソファーに座って
目を瞑って、ゆっくりとリラックスして下さい。
周りに人はいません。
とても静かです。
集中すればするほど
小さな音までよく聞こえます。
感覚もあります。
物にも触れます。
匂いもあります。
さて、
ここからは、いっしょに瞑想しながら想像していきましょう。
だんだん、自分が消えていきますよ。
まず、音を遮断します。
完全に音が無くなります。
全く何も聞こえません。
声を出しても自分の声は聞こえません。
呼吸は出来ますが、
嗅覚はありません。
味覚もありません。
さらに、触覚がなくなります。
座っている感覚もありません。
立っていたのか、座っていたのか、それもわかりません。
今、誰かに蹴飛ばされてもわかりません。(笑)
五感はすべてなくなりました。
どんな感じですか?
さらに、この状態を深く味わいます。
上下左右の感覚は無く、
自分がどこにいるのかわかりません。
音もなく、静寂があるのみ。
恐怖が湧いてくるかもしれません。
叫びたくなるかもしれません。
いくら叫んでも、叫んでいる自分の声も聞こえません。
そう、あるのは思考のみ。
子供の頃から今も変わらない
自分を自分として認識している摩訶不思議なこの感覚
では、この感覚(思考)が消えたら、
あなたは、どうなるのでしょうか?
・・・・
そこには
ただそこに座って呼吸をしているあなたがいます。
思考が消えても、あなたはそこにいます。
あなたは生きています。(笑)
ただ、生きている。
生だけがそこにあります。
あなたは、「命」そのものです。
この命はあなたですか?
それとも
宇宙?
神?
個人のあなたが完全に消えた時、
あなたと全体は一つです。
区別している物は何もありません。
この「無」が本当のあなたです。
愛です
すべてがここにあります。
本当のあなたは
いつも、全体とつながっています。
心配ご無用!