雨が降ったら傘をさす
経営の神様と言われた松下幸之助さんは
経営の在り方について
「雨が降ったら傘をさす」という有名な言葉を残しています
当たり前のことを当たり前にしなさい。ということですが、
なぜ、これほど当たり前過ぎることを
「経営の極意」として伝えたのかです。
恐らく、幸之助さんの目からみると
みんな逆のことをやっているのが、
ハッキリとわかっていたからではないでしょうか
これは、本当に気づいている人にしかわからない感覚だと思います。
経営に限らず、日常においても
私たち凡人は、自分では全く気づかずに
逆のことを一生懸命、真面目にやっているものです(笑)
だから、世の中おかしいのです。
私たちはより上の立場を追い求めるあまり
大切なことを見失いがちです。
既に、見失っていることにも気づけなくなっている。
これは、愛が見失われてしまった結果、起きていることです
愛が見失われると、徳が求められるようになる
徳とは? 幸之助さんは、徳についても述べられています。
「人間として一番尊いものは徳である。」
「だから、徳を高めなければいかん、
技術は教えることができるし、習うことも出来る。
けれども、徳は教えることも習うこともできない。」
「自分で悟るしかない。」
私たちは教えてもらうことに慣れすぎて
答えを求めることに重きが置かれ
徳がわからなくなっている。
すなわち、徳が見失われている。
愛が見失われ、徳が求められ、その徳が見失われている。
徳が見失われると、仁(思いやり)が求められ
思いやりが見失われると、義(正しい生き方)が求められる
今は、その義(正しい生き方)も見失われ
本当にやるべきことさえ、わからなくなっている
それが
雨が降ったら傘をさす
私たちは単純で当たり前のことを忘れている
当たり前のこと、やるべきことが、見失われると、
礼(感謝の心)が求められ、
そして、感謝の心が失われると、智(知識)が求められる。
今、まさに、その状態
知識で、優位に立とうと様々な競争に明け暮れる
誰もが上を目指し
地位の高さ、優位性を求める
発端は、愛が見失われた結果起きていること
だから、世の中がおかしくなっている。
おかしさに気づけば
愛に戻っていけます
逆のことが、今、同時に起きています。
間違いなく地球は良き方向へと向かっています
やがて、お金も必要なくなるでしょう
競争もなくなります
私たちはそれを体験できる素晴らしい時代にいます
雨が降ったら、傘をさす
そうすれば、濡れなくて済みます(笑)