邪魔をしない



世界的に有名な指揮者、小澤征爾さんが先月88歳で亡くなられました。



長きにわたり、世界最高峰の舞台で活躍を続け、

世界中で愛され、尊敬されてきた日本人の1人です


後年は、若手の育成にも力を注がれました

「そこに存在しているだけで、音が変わる」と言われるくらい

神レベルのマエストロでした





そんな小澤征爾さんに

「優れた指揮者になるには、どうすればいいのか?」


という、質問に対して

小澤征爾さんは、次のように答えられました

「オーケストラの邪魔をしないことです」


指揮者とは

楽曲に自分の解釈を与え、その解釈を演奏者たちに伝え、
演奏者らの演奏を統一する役目を担う人、とあります


だからといって、自分の世界に酔ってはいけないのだそうです

常に楽団員と一体で、楽団員と同じ世界にいなければならないのです







邪魔をしないこと


これは、小澤さんの謙虚さの表れかも知れませんが

プロの指揮者といえども

指揮者1人の力で、なんとか出来るくらい甘いものではない


楽団員1人1人が最高の音楽を奏で

それが全体と調和した時、初めて最高の音楽が生まれる


そのために、出来ることは、オーケストラの邪魔をしないこと


小澤さんが言うと、説得力があります




これは、すべての事柄に当てはまります

私たちの身体もそうです

自分の健康は、

自分で気をつけないといけないのですが、

そもそも、
私たちは自分の身体のことをよくわかっていません







自分の身体と思っていながら

自分で自分をコントロールできないのです







しかも、

心臓は生まれてから、ずーと休むことはありません


もちろん、休んでもらうわけにはいかないのですが(笑)

自分の意志とは関係なく、動き続けてくれています(嬉)



一体、誰が動かしているのでしょうか?


さらに、私たちの身体には、
自己治癒力という素晴らしい機能が備わっています








それが最大限に発揮できれば、

健康は維持出来るように、出来ています


私たちが、日頃お世話になっている

この肉体は、60兆個の細胞で出来ていて

細胞一つ一つには、身体のすべてのデーター

遺伝子情報(DNA)が入っています






しかも、それぞれの細胞は

その臓器に必要な役割の遺伝子しか働かない仕組みなのです


細胞は、自分の役割をきちんと分かっているのです

まるで私たちの身体は、60兆個の細胞のオーケストラと同じ


それを奏でているのは、あなたです


どのようなハーモニーを奏でますか?


それを細胞に伝えてあげて下さい


あなたの細胞は、あなたの声をいつも聞いています

なので、あなたも細胞の声もきちんと聞いてあげて下さい





大切なことは

マエストロと同じく、身体の邪魔をしないこと


~し過ぎは、よくありません

(食べ過ぎ、飲み過ぎ、ストレスのかけ過ぎ・・・)






出来るだけ、身体に負担をかけないこと(笑)



そうすると、

細胞の一つ一つが全体と調和しながら働いてくれます


きっと、すべての細胞のDNAには

お互いの情報をやり取りできる何かがあるのでしょう


全体が調和しているとき

身体は、一番喜んでいます

それが、一番調子のいい状態です


全身にパワーがみなぎります





朝起きた時、身体が勝手に伸びる人は

身体が喜んでいる元氣な証拠


これが、自分の健康状態を確かめる簡単な方法です






健康の秘訣は

いつでも

どこでも

ご機嫌さん



今日も、ご機嫌さんでいましょう(笑)





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