すべてが幻想
私たちは、実体のないものに振り回されています
「ある」と信じて疑わないもの
それらが、本当はなかったら・・・
「~のために、頑張りましょう」
「~のために」は、よく使う言葉ですが
私たちは、この言葉に非常に弱い
例えば、会社のために、一生懸命働きましょう
会社のため???
会社?
会社って、一生懸命働くと喜んでくれるの?
幸せを感じてくれるの?
残念ながら、会社は何も感じません(笑)
なぜなら、存在していないから
会社が存在しない?
「何を言っているんだ、誰もが毎日会社に行っているじゃないか」
それは、オフィス、仕事場です
「何を言っているんだ、社名もあるし、看板もかかっている」
「ちゃんとした株式会社だぞ」
「登記もある」
「ホームページもある」
「従業員もいる」
それらは、会社ではありません
「会社が存在している」という共通の思い込みによって
あたかも存在しているかのように錯覚しているだけです
みなさんの頭の中にしか存在しない仮想現実です
会社という実体は、どこにもない
会社だけではありません
家族もそうです
私たちは、本当は全員が家族みたいな存在で
全員が家族なら、私の家族は存在しない(笑)
ただ、家族を区別しているだけなのです
国もそうです
国境なんて、本当は存在しない
それらはすべて、私たちが区別するために作った概念です
この世界は、みなさんの概念によって作られた
思い込みの世界です
実際には、実体のないものばかり
すべては、区別するための言葉に過ぎない
それらに振り回されて生きています
なので、深刻になる必要なんてどこにもない
ただ、楽しめばよいのです(笑)
幻想だと気づいたとき、すべては消えて無くなります
楽しめなくなる前に
今のうちに楽しみましょう(笑)
ジョン・レノンは「イマジン」の歌詞の中で
とてもシンプルに「本当の世界」を表現しています
(近年では、オノ・ヨーコさんとの共作だとわかりました)
「イマジン」の歌詞を拾ってみると
想像してごらんよ
天国なんてない
地獄なんてない
宗教もない
国もない
それらは、すべて幻想なんだよ
でも、今は、僕の方がおかしな人だと思うだろう
でも、それらがすべて幻想だとわかったとき
世界は、ひとつになるんだよ
難しいことじゃない
区別するものなんて
始めから何も無いんだよ
あるのは平和だけ
ただ、空だけが広がっている
完璧です
始めから、世界には平和しかなかったのです
それ以外はすべて幻想です